胸あつストーリー ep.12

2026.07.21
胸あつストーリー
胸あつストーリー ep.12

SOYOKAZEは、毎日多くのお客さまにご利用いただいています。

50周年サイトの公開を記念して、お客さまとの心温まるエピソードをご紹介。

今回はそよ風定期巡回 すなまちのスタッフによる、お客さまのお気持ちに寄り添ったエピソードをご紹介します。


「家に帰りたい」を一緒に叶えた定期巡回


「家に帰りたい」
その言葉を、誰よりも真剣に受け止めたのは、息子さんでした。


3年間そよ風の定期巡回を利用されていたお客さまが、転倒による骨折で半年間入院。その後、老健でリハビリを続けるも、寝たきりの生活を余儀なくされていました。特養からも入所の声がかかり、主治医・老健の相談員・看護長など、周囲の専門職はそろって「在宅生活は難しい」と判断。息子さんの家族も、仕事の忙しさを理由に帰宅に大反対でした。


それでも息子さんは、誰よりも早く、ケアマネよりも先に、「以前お世話になったそよ風の定期巡回を使えば、母は家に帰れるのではないか」と「そよ風定期巡回 すなまち」の管理者へ直接連絡してきました。


相談を受け、まず一時外泊を提案。自費でのスポット介入というかたちで、息子さんと一緒にお母さまの自宅での様子を確認し、管理者がアセスメントと援助を行いました。「この状態なら受け入れ体制を整えられる」との見立てをケアマネに丁寧に伝えると、ケアマネもそよ風が受けることを前提に、帰宅へ向けて全力で動き出してくれました。


看護・往診の体制を整え、特養の申し込みを断り、いよいよ帰宅の日を迎えました。1年以上ぶりに自宅でお会いしたお客さまは、「覚えているわよ」と笑顔で迎えてくれました。


帰宅から半年が経った今、お客さまの日常はすっかり戻ってきています。仕事終わりに息子さんが立ち寄り、一緒に晩酌をする夜。遠方から娘さんが泊まりにくる週末。土日には家族揃って大好きなお寿司を食べに出かける。そんな何気ない時間が続いています。


息子さんは「周りのみんなが反対する中、そよ風さんだけは口だけでなく具体的な方法を考えて実践してくれた。大変なことを分かった上で、母と自分の想いを一番に尊重してくれた。ただ施設で余生を全うするのは、母らしくないと思っていた。そよ風さんが相談に乗ってくれたから、今の母の生活があります。ありがとう」と話してくださいました。


「家に帰りたい」という願いが、諦めずに繋がれた想いによって現実になった物語です。

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