胸あつストーリー ep.8
2026.01.21
胸あつストーリー
SOYOKAZEは、毎日多くのお客さまにご利用いただいています。
50周年サイトの公開を記念して、お客さまとの心温まるエピソードをご紹介。
今回は、そよ風勤務歴10年になるスタッフからいただいた、
お客さまとそのご家族さまとの忘れられないエピソードをご紹介します。
『「信頼」が生んだ最後の笑顔』
ショートステイの管理者になって間もない頃。全盲で透析をしているお客さまの娘さまから
「母が車椅子から転倒してシャントが壊れたら、命に関わるんです。」
「あなたの管理不足で母も私も迷惑しています。」
と厳しいお言葉をいただくことがありました。
毎日が緊張の連続でしたが、お客さまと丁寧に関わるように心がけ、
少しずつ信頼関係を築いていきました。
ショートステイ利用開始から2年が過ぎる頃には、娘さまとも笑顔で会話できるように。
そんなある日、体調を崩されたお客さまが入院された際に、心配になり病院へ面会に行くと、
ベッドの上で、私の声がする方へ向き、
「やっと来たね!」と、とても嬉しそうに笑ってくださいました。
その手を握ると、「私は、もう寝るね…あなたと出会えてよかった」と、穏やかな声で言われました。
その言葉が最後となり、私が病室を後にして間もなく、永遠の眠りにつかれました。
後日葬儀に参列させていただくと、娘さまから
「母はそよ風を利用する週末を、いつも楽しみにしていました。
最後は大好きだった職員に看取られて、幸せだったと思います。」と話して下さいました。
この言葉を聞いて、涙が止まりませんでした。
介護は大変な仕事ですが、
人の人生に寄り添い、心をつなぐことができる尊い仕事だと、改めて感じた出来事でした。