オンライン座談会

Group Talk

社員4名に、入社の動機や
それぞれの立場で感じていること、
仕事の面白さや難しさなど、
オンライン座談会にて語っていただきました。

ケアサービス職
阿部 道広

南東北事業部 採用担当
2010年入社

入社後はショートステイで8年間勤務。介護リーダー、管理者を経てセンター長に就任。2年の勤務ののち、事業部にて採用業務を担当。

ケアサービス職
石原 愛弓

稲城ケアセンターそよ風
ショートステイ管理者
2016年入社

ショートステイに配属され5年間勤務。生活相談員を経て、現在は管理者1年目。センター長を目指して日夜奮闘中。

フードサービス職
村田 貴生

足利ケアセンターそよ風
センター長
2008年入社

施設の厨房職を8年経験した後、センター長へ。厨房出身のセンター長として、多職種連携に積極的に取り組んでいる。プライベートでは3児の父。

フードサービス職
大坂 菜保子

南東北事業部 厨房担当
2016年入社

現場の厨房を3年経験した後に、複数の拠点をまとめる事業部へ異動。現在は複数の拠点を担いながら責任者、事業部厨房担当として活躍中。

※所属、役職、プロフィールは取材当時のものです。

みなさんの入社動機を
教えてください。

村田

入社前は、大学で管理栄養士の勉強をしていました。介護業界に興味を持ったのは、高齢者向けの栄養管理の仕事がしたかったから。そよ風は、さまざまな食の取り組みや研修を豊富に行っていたのが、とても印象的で志望しました。また、スキルアップができる環境にも期待を持って入社しています。

阿部

僕は大学で心理学を学んでいました。人と関わる仕事をしていきたい、と思い研究職ではなく、介護の仕事を選びました。就職活動の際に「当社を踏み台にしてもらって構わない」「どんどん成長していってほしい」と言われたことが印象に残っています。自分の成長を重視できることが決め手になって、そよ風に入社を決めました。

石原

私はもともと福祉関係の高校に通っていました。そこで、さらに知識を深めていきたいという想いから、大学でも福祉を専攻することに。就活では、これまで培ってきた福祉に関する知見が活かせるところはないかと探していました。その中で、出会ったのが「そよ風」です。全国に施設を展開していて、研修も充実している点に魅力を感じ、ここならさらに幅広く学べる機会があると確信して入社を決意しました。

大坂

私は短期大学の栄養学科を卒業しました。就活では、自社でお食事を作れるところがいいと思い、さまざまな施設を見学した中のひとつが「そよ風」でした。初めて訪問した際に、お食事を試食させていただく機会があったのですが、食べた瞬間その味に感動しました。介護施設の食事って味が薄いイメージがありましたけど、そよ風の施設のお食事はすごく美味しくて。さまざまな味が楽しめる食事を出せる職場って素敵だなと思い、入社を決めました。

仕事内容や仕事の難しさ、
やりがいは?

石原

今は、ショートステイの管理者としてお客様の利用状況を把握しながらご本人様やご家族様の求めているニーズをヒアリング、職員への情報共有を行っています。今年、施設に新卒のスタッフが2人配属されて、1人はメンター、1人はトレーナーとしての育成にも携わっています。

阿部

僕は本社の採用チームと協力して南東北の採用管理と職員の定着管理、人材育成などのマネジメントを中心に担当しつつ、センター長のフォローも付随して行っています。最近では、採用担当業務の骨子づくりにも参加しましたね。石原さんは、現場での仕事も多いと思うけど、どのようなことを感じながら働いていますか?

石原

最短1泊から一時的にご利用いただけるショートステイでは「どうしてここに来たのだろうか?」と不安な思いを持ったままご利用されているお客様もいらっしゃいます。誰もが過ごしやすい環境を、短い期間で作る必要があるので、そこに難しさを感じていますね。一方で、スタッフの個性がお客様とマッチしたときは、「あなたがいるからここにいるのよ」と言っていただける。私自身も、そういった感謝の言葉をもらうと「ここにいていいんだ」と思えて、この仕事のやりがいを実感しています。

阿部

僕も時々勤務していた拠点に戻ったとき、認知症のお客様も、名前は忘れていても顔は覚えていてくださって「ああ!」「元気?」みたいな感じで、そういったとき、かなりやりがいを感じますね。

大坂

私は南東北の厨房担当として現場の食事作りをする以外に、事業部内の各センター間の情報共有や、他のセンターの業務のサポートなど、まとめ役を担当しています。

村田

僕も厨房出身者で、現在はセンター長業務をしています。厨房の取り組みを活かせるセンターにしたいと想いながら、食の取り組みや、栄養改善加算を行っています。

大坂

厨房の難しさでいうと、毎食30~40のお食事を一人ひとりアレルギーや薬の副作用なども考慮しながらつくる必要がある点です。最初は名前と顔も一致しない状況なので、お客様との接点を増やしていかなければと感じました。

村田

そういった試行錯誤を繰り返しながら一生懸命悩んで、だんだん栄養状態の改善が見られるようになったことを、ご家族に報告すると「本当によかった」って言ってくださる。そこにやりがいを感じます。

大坂

そうですよね。下膳するときに「いつもありがとうね」とか「おいしかった」って言ってもらえるような食事提供をこれからもしていきたいです。

職場の雰囲気や
組織全体の魅力は?

大坂

介護施設で厨房を直営でやっている会社は実は少なくて、委託するのが一般的だと思います。そのなかで、ここは9割近い拠点が直営なので、とくに横のつながりや他の職種との連携がとても良くできていると感じます。

石原

ショートステイでも、職員が下膳をするときに「誰々さんが何を美味しいと言っていました」など、なるべくコミュニケーションをとるように気を付けていますね。

大坂

そういった声があると、お客様の前に出てコミュニケーションを取りやすくなりますよね。お客様の生の声を聞いてすぐに改善して、翌日の食事から反映できる、というのも魅力です。

村田

自社で食事を提供しているから、アレルギーにも対応できます。お客様から、信頼していますよって言葉をいただけときは本当にそよ風で働いていてよかったと感じました。

阿部

あとは、センターの仲間を大事にする風土が魅力ですね。

石原

私がトレーナーを担当していた新人スタッフがいるのですが、実は一度退職して戻ってきた子たちです。退職して2ヶ月くらい経ったころに、ここの仲間と会えないことが寂しくなったらしくて、施設に遊びにくるようになって(笑)「だったら戻っておいでよ」って伝えてから再び働くようになりました。

阿部

やっぱり人間関係の良さは、私たちの強みのひとつですよね。

それぞれの先輩・後輩に
聞きたいことは?

大坂

厨房の先輩として村田さんにお聞きしたいです。厨房は施設内で孤立しやすいポジションだと思うのですが、どのような関わり方をしていましたか?

村田

自分も厨房にいたころは、同じように感じていました。そのため、厨房にいるだけではなくて、ホールに出る機会を積極的につくっていました。お客様の注文を聞いて、その場で天ぷらをあげるイベントを開催するなど、なるべく厨房に光が当たる機会を増やせるような行動を意識していました。

大坂

「厨房に光を当てたい」という想いはすごく良くわかります。やはりお客様と話す機会を少しでもつくるのが大事なのですね。

石原

私は阿部さんに、働き方について質問したいです。今は管理者をやっていて、施設にも通いやすい場所に住んでいるので、何かあったとき、つい「行こうか」となってしまいます…。これから先、結婚や出産を経て環境が変わったときにどうしたらいいかと考えることがあります。

阿部

経験上、思い当たる節はありますね。僕の場合は、「自分が身体を壊したらどうなるのだろう」とよく考えていました。そこで、常に自分がいなくても、現場を回すにはどうすればいいか。その対応策は常に心がけていました。そのひとつが、自分の仕事を少しずつ他のメンバーもできるようにスライドすること。この流れが定着すれば、困ったときに助けあえる関係を築けます。

石原

確かに、そうすれば誰かが欠けても役割分担が円滑になりますよね。実際に18時には帰宅しているセンター長もいますもんね。そういう方を目指していきたいと思います。

新しい企業理念については?

※新たな企業理念を決める際、社長自ら社員全員にメールで意見をヒアリング。その結果、2020年10月より「世界一の幸せ企業を目指す」から「世界で一番仲間を大切にするチームでありつづける」へと企業理念が変更されました。

村田

私は厨房職からセンター長になったので、介護についてわからないことだらけでした。そのとき支えてくれたのが周りの職員さん。その経験は、自分にとって宝だと思っています。企業理念が「世界一の幸せ創造企業を目指す」から「世界で一番、仲間を大切にするチームであり続ける」に変わりましたが、センターの仲間を大事にすることを今まで以上に意識できるので、とても大切な組織の目標だと感じています。

石原

正直、私は以前のみんなが幸せになることを掲げていた理念がすごく好きだったので、理念が変わるって社長からメールがきたときも「前の方がいいです」って返信してしまいました(笑)でも、こんな風に個々が素直に意見を言えて、それをちゃんと社長が聞いてくれる環境って素敵だなぁと、そのとき改めて感じました。

阿部

実を言うと、私も前の理念が好きでした。ただ、根本にある想いは同じで、表現の仕方が変わっただけだと考えています。新しい企業理念は、より表現が具体的になったので、新しい職員さんにも伝えやすくなりました。

石原

私も、管理者になって多くのスタッフと関わる中で、仲間を大切にし続けることを意識するようになりました。働くみんなが会社に来ることを“嫌だな”と思うセンターには絶対にしたくないですし、相手のことを思いやりながら仕事ができる環境をどういうふうにつくっていくかを考えて、頻繁にコミュニケーションを図るようになりましたね。

大坂

私は人見知りのところがあるため、コミュニケーションで悩む機会は多いかもしれません。でも、やはり仕事を円滑に進めていくためには連携することがとても大事なので、誰ひとり孤立せず現場の雰囲気がいい厨房を目指していきたいと思っています。その点でも、仲間を意識する新しい理念について考えることはあります。

目標やチャレンジしたいことは?

阿部

現場スタッフみんなのキャリアを手助けできるようになりたくて、キャリアコンサルタントの資格を取ろうと考えています。キャリア相談窓口みたいに、個別に相談に乗って将来設計の話をして、一人ひとりが輝けるようになるサポートをしていきたいです。

石原

2年前から「センター長になりたい」と考えるようになりました。すごくお世話になったセンター長がいて、その方をずっと目標にしています。今はセンター長候補者研修を受けたり、キャリアアップのために行動したり、なりたい目標像に向かって切磋琢磨しています。

阿部

目指したい先輩がいるっていいですね!もうすぐ資格もとれるので、キャリアの相談に乗りますよ(笑)

村田

厨房職のキャリアでいえば、本社のフードサービス推進部を目指すという選択肢もあるのですが、今は現場でできることに興味を持っています。たとえば日曜にデイがお休みの日に料理教室を開いたり、地域の方の栄養相談をしたり、地域の栄養ケアステーションとしての取り組みをしていきたいです。

大阪

2022年には、また新しく施設ができます。そこの厨房に温冷配膳車など、他の施設にはない便利な設備を導入するので、初めてのチャレンジにワクワクしています。反響などを見ながら、他の施設にも活かしていきたいですね。

応募者へのメッセージ

阿部

学生のみなさんには、「自分がやりたいことを大事にして欲しい」と伝えたいです。そのうえで、当社はいろんなことに挑戦できる社風なので、それぞれ自分のやりたいことにチャレンジしていけば、会社の発展にも貢献できます。今ある想いや、やりたいことを大事にして、頑張っていただければと思います。

村田

たくさんのセンターがあり、本社とのつながりもあって横の繋がりや仲間意識を感じる機会が多い会社です。厨房だけではなく、施設や会社全体でいろんな夢を叶えられる場所なので、いろんな方向性からやりがいを見いだして働けるはず。ぜひ、ワクワク感をもって仲間入りして欲しいですね。

大阪

お客様にとって、自分のつくるものが人生最後のお食事になるかもしれません。だからこそ、食べることを楽しんでいただけるのは、本当に嬉しいことです。そよ風のメニューは本当にレベルが高いと思います。食事によって体調が良くなったり、食欲が増したりするお客様もいるので、そうしたサポートができる厨房職は、すごくやりがいのある仕事です。

石原

サービスの内容だけでなく、職員さんの個性をお客様が好きになってくださるのが介護の魅力です。介護には「やさしさ」のイメージがあると思いますが、やさしさ以外の個性も活かせる場所なので、いろいろな個性を持った方と一緒に働けたらいいなと思います。