●社員インタビュー
仲間と想いや考えを
共有し合い
介護の可能性を広げていく
2016年入社
天王台ケアセンターそよ風 センター長
児童福祉の道を志し、4年間大学で福祉を勉強。様々な人や福祉の現場との出会いを経て、平成28年に新卒で入職。組織内でも異例のスピードで、入社5年目には天王台ケアセンターそよ風のセンター長に就任。センターの運営や現場のフォローなどマネジメントを含めた業務を担う。
“土地”や“お客様”によって変化する
多彩な介護の在り方を経験できる環境です
元々は児童福祉を学ぶために、福祉の大学に通っていました。その時実習でお世話になった特別養護老人ホームで、その施設をつくった方とお話しする機会があり、「これから先は、君たちのような若い人が高齢者福祉を支えていってほしい」という熱いメッセージをいただきました。その後、就職活動をする中でもその言葉がずっと心に残っていたため、就活先を児童福祉から高齢者福祉を行う民間企業へと変更。いくつか説明会に参加する中で、SOYOKAZEで働く方のアグレッシブでイキイキとした姿に惹かれて入社を決意しました。
拠点の異動を経験したり、その土地柄に合わせた施設の宣伝を考えたりと試行錯誤の毎日ですが、「変化への対応や課題を解決すること自体が好きなんだな」と実感しています。今いる天王台の周辺地域は、ご近所さん同士の口コミが重視されているため昔からある施設が強い。一方、天王台ケアセンターそよ風はまだ9年目の新しい施設なので、まずは近隣の方に知っていただく必要がありました。そこで、スタッフたちと一緒に考えたオリジナルのパンフレットを作成。地域に根ざした病院などに置いていただき、広く認知してもらえるよう工夫をしています。こんな風に裁量をもって、状況に応じたアレンジができるところにやりがいを感じています。
最後の瞬間まで幸せでいてほしい…
そのための努力は怠りません
小学校高学年の頃、児童虐待のニュースをよく目にしていました。自分より小さい子が犠牲になっていることに疑問を抱き、その時感じた「弱い立場にいる人がしあわせに生きていける生活や環境をサポートしたい」という思いが、今でも私の根底にあります。この信念は介護の現場でも変わりません。お客様が入所されるサービスではお亡くなりになる瞬間まで一緒にいますから、残された時間をどれだけ幸せに過ごしていただけるかを大切に考えながら接しています。
介護職に就いて初めてお看取りをしたときは、一緒に過ごした期間は幸せだっただろうかと自分に投げかけ悩みました。実は、その時声をかけてくれた上司が、私の憧れの存在です。小さなことですが、その上司が玄関の前に花を置き毎日水を替えている姿を見たときに「センター長になればもっといろいろなことでお客様を喜ばせることができる」と確信しました。実際センター長になった今、より多くの幸せをサポートするための選択肢が広がったことを実感し、信念や理想に沿った介護に近付いたと身をもって感じられています。
お互いの“声”を大切にしながら
初心を忘れずにチャレンジし続ける
相手の意見を聞き、想いを共有することを大切にしています。なぜなら、スタッフが真逆の意見を持っていた時に本音を聞くことで、新たな方策に気付けることがあるからです。これがトップダウンの場合、スタッフの本音はどんどん埋もれてしまうでしょう。私自身が様々な意見や想いを遠慮なく伝えられたのも、当時の上司が耳を傾け大切に受け止めてくれたからに他なりません。センター長になった今、こんどは私が同じように“現場の皆さんと向き合って次代に繋いでいくこと”が役割のひとつだと思っています。最初は情熱をもって仕事に臨んでいても、時間が経つと目の前の業務を淡々とこなすことに注力してしまうものです。そんな時こそ、積極的にコミュニケーションを図ることで「役に立ちたい」という優しい気持ちを思い出すことができる。
また、「こんなことにチャレンジしたい」と手を挙げれば背中を押してくれる人がたくさんいるところも魅力です。これからも、介護の可能性を広げていく、その一員としてチャレンジし続けたいと思います。