東京大学と共同研究 シニア×テクノロジープロジェクトSENIOR×TECHNOLOGY PROJECT
東京大学との
共同研究を推進中
株式会社SOYOKAZEでは、
テクノロジーを活用した高齢者の健康促進サービスを開発中です。
その取り組みの中のひとつが、東京大学と取り組んでいる、
VRやARなどの人工現実感を活用した、高齢者の健康を促す技術の研究です。
その他にも介護の現場や高齢者のニーズを鑑みながら研究を進めています。
ここでは代表的なプロジェクトを紹介します。
※VR
Virtual Realityの略。映像などによる仮想現実や人工現実感。
専用のゴーグルで360°の仮想現実に没入する体験など。
※AR
Augmented Realityの略。拡張現実。現実の風景に映像など
の視覚情報を重ねて表示する技術。
PROJECT1
VR旅行を通した運動機能の
維持・促進
VRで撮影した観光地などの旅行体験により、
自発的な身体運動を誘発することで、運動機能の活性化を促すプログラムを開発しています。
現実に旅行に行くことが難しくても、気軽に旅行体験ができ、
楽しみながら運動機能の維持改善につながるプログラムを研究しています。
PROJECT2
アバターを通した運動意欲の
維持・促進
スマートミラーなどのデジタルデバイスに映し出されるバーチャルな自身のアバターが、
実際よりも少しだけ理想に近づいた姿で現れると、自己認識と振る舞いに変化を与える可能性があります。
そのようなアバターの動作が現実の動作へ影響を与える効果を応用した技術を研究しています。
PROJECT3
VR空間における
自律神経の影響を通した
認知機能の維持・促進
VRやARなどの映像コンテンツの体験が及ぼす人の自律神経への影響を研究しています。
副交感神経や交感神経を刺激するような映像による、認知機能の変化、BPSDの改善、
日常生活活動の改善、精神的な安定などの効果を検証しています。
※BPSD
Behavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの略。
認知症にともなう行動や心理症状のこと。
PROJECT4
VR空間における成功体験を
通した
認知機能や外出意欲の
維持・促進
VRやARなどで買い物や街歩きなどの体験ができるプログラムを開発中。
現実では難しくなった日常生活動作を、仮想空間で成功体験を積むことで、
現実でもできるように促すプログラムです。このような体験を通して、認知機能の改善、
外出意欲の向上、日常生活活動の改善などの効果があるか検証しています。
東京大学担当教授プロフィール
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檜山 敦東京大学 先端科学技術研究センター
特任教授専門はバーチャルリアリティ、ヒューマンインタフェース、人間拡張工学。100年の一生を通じて参加できる社会を目指し、ひとりひとり、そして地域の「できる」ことを増やすテクノロジーの研究開発に取り組んでいる。シニアの柔軟な働き方を推進するジョブマッチングプラットフォーム「GBER」や、心身を活性化するVRシステムなどの研究を、社会実装へ向けて実証展開している。Laval Virtual Trophy、IFIP Accessibility Award等受賞。著書に『超高齢社会2.0 ~クラウド時代の働き方革命~』(平凡社新書)。
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二瓶 美里東京大学大学院 新領域創成科学研究科
准教授専門は人間・生活支援工学、アクセシブルデザイン、ジェロンテクノロジー。真に人に有用な機器を提供するために、工学の枠組みを超えて、生活や人生そのもの、人と支援機器の関わりを様々な観点から紐解き、人や社会に役立つ支援システムを提案することを目指している。日本の長寿者に学ぶ支援機器の利活用プロジェクトを率いるほか、フランスとの国際共同研究では「ケアリテラシー」という新分析概念を通じインクルーシブな社会構築に貢献するための研究に取り組んでおり現在までの成果は、ヨーロッパ内閣Excellent Science gateway collectionに収録されている。